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MODOで平らなはずのポリゴンに影ができた時の対応方法

MODOでモデリングをしていると、次のように「平らなはずのポリゴンにシワのような影ができる」場合があります。(正面の黒いスイッチの周りに、斜めの影ができている)
こんな時の対応方法を紹介します。
Invalid shadow


平らなはずのポリゴンにシワのような影ができる原因は、スムージング処理による可能性が高いと思われます。スムージング処理は、球や円柱などの曲面を滑らかに表現する機能ですが、場合によっては平らな面へ影響が出てくる場合があります。
上で紹介したオブジェクトの本体部分には以下のようなマテリアルを設定しているのですが、このとき「Smoothing Angle」のデフォルト値は「40.0度」になっています。これは、「40.0度よりも小さい角度の部分に対してスムージング処理を行う」という事になります。
そのため、平らな面と接しているポリゴンの中に「40.0度より小さい角度」のポリゴンが存在すると、その部分にスムージング処理が適用されて、シワのような影が現れてしまいます。
Material settings



解決方法1(Smoothing Angleを調整する方法)


スムージング処理が行われる角度の閾値を、デフォルトの40.0度よりも小さくして、問題の箇所でスムージング処理が行われないように設定できます。今回問題になっている箇所のポリゴン同士の角度は、およそ30度前後だったので、Smoothing Angleの角度を「20.0度」に変更すればスムージング処理が行われなくなります。
ただし、この方法には欠点もあり、同じマテリアルを利用している他の部分も「Smoothing Angle」の設定の影響を受けることになります。そのため、同じマテリアルを適用しているポリゴンの中に、スムージング処理を適用したい部分と、適用したくない部分が含まれていて、それぞれの角度も同じくらいだった場合には、スムージング処理を適用したい部分も影響を受けてしまいます。
Smoothing Angle



解決方法2(Smoothing Groupを使う方法)


柔軟にスムージング対象を制御したい場合は、Smoothing Groupの機能を利用します。
MODO 12.1からは、Smoothing Group Managerを使って簡単に設定ができるようになっているため、下図のアイコン(もしくは、メニューのGeometry> Polygon> Open Smoothing Group UI...)からSmoothing Group Managerのダイアログを表示させます。

※なお、MODO 12.1より前のバージョンを利用している場合は、メニューのGeometry> Polygon> Set Smoothing Group... からポリゴングループの設定が可能です。
Smoothing group manager


同じスムージンググループとして扱いたいポリゴンを選択します。
ここで選択したグループは1つのセットとして扱われることになるため、シワのような影ができていたポリゴンを選択しました。
Select polygons


ポリゴンを選択したら、Smoothing Groupsから、割り当てたいグループ名のボタンをクリックします。(今回は「a」というグループを割り当てます)
※MODO 12.1より前のバージョンを利用している場合は、メニューのGeometry> Polygon> Set Smoothing Group... で表示されるダイアログで、任意の名前(例えば「a」)を入力します。
Set smoothing group


「a」という部分が色つきに変わり、スムージンググループが設定されたことが確認できます。
なお、スムージンググループの細かい操作方法についてはMODO JAPAN GROUPのYouTube動画「スムージンググループの拡張」で紹介されているので、そちらをご参照ください。
Set smoothing group


マテリアルの設定の中に、Smoothing Groupsの設定が存在します。
Smoothing Groupsの処理方法を「Crease」にすると、ポリゴングループとの間に折り目が設定されるようになります。(デフォルトで、この設定になっていると思います)
Smoothing groups setting


これで、シワのような影ができていた部分のポリゴンも正しくレンダリングされるようになりました。
Fixed



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