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Intel Core i7-7700K の殻割り

もう1年以上前になりますが、Intel Core i7-7700Kを殻割りして、サーマルグリスを液体金属グリスに変更したときの記録です。なお、殻割りにはCPUを壊してしまうリスクがあるので、全ては自己責任でお願いします。(オーバークロックして使わない人は、そのまま使っても全く問題ありません)

Intel Core i7-7700K 殻割り&液体金属グリスへの変更方法


Intel Core i7-7700K の殻割り(CPUの基板とヒートスプレッダを引きはがす事)には色々な方法がありますが、専用のツールを使うと成功率が格段に上がります。万力とカッターナイフなどで殻割りする方法もありますが、CPUに無理な力が加わって壊れる確率が高くなるのでおすすめしません。
今回は、Core i7-7700K用の ROCKIT COOL Rockit88 を利用しました。現在は国内でも ROCKIT COOL Japan などから購入できるようですが、当時は個人輸入するしかなかったので本家から直接購入しました。
Intel Core i7 7700K Delidded


殻割りを行う Intel Core i7-7700K です。
デフォルトでは4.2GHzですが、これを4.8~5.0GHzで常用します。
Intel Core i7 7700K Delidded


CPUをRockit88にセットします。
このとき、CPUとRockit88の三角マークの向きが同じになるようにセットします。
Intel Core i7 7700K Delidded


セットが完了したら、Rockit88のカバーを黒いネジで固定し、横側のネジを六角レンチでゆっくり締めていきます。(カバーをセットする前に、横のネジは緩めた状態にしておく)
最初は少し力を入れる必要がありますが、ヒートスプレッダが外れた後は軽く回せます。
※この作業の前に、CPUのヒートスプレッダをドライヤーなどで2~3分ほど暖めておくとグリスが柔らかくなって取り外しやすくなります。
Intel Core i7 7700K Delidded


カバーを外すと、ヒートスプレッダが横にスライドして外れているのが分かります。
Intel Core i7 7700K Delidded


CPUの基板とヒートスプレッダをはがした状態です。
この状態だと、グリスやヒートスプレッダの接着剤が付いた状態なので、これらを綺麗に取り除きます。
Intel Core i7 7700K Delidded


グリスは無水エタノールなどで簡単に除去できるのですが、ヒートスプレッダの黒い接着剤を取り除く作業は少し大変です。無水エタノールや割り箸、爪楊枝などを使って、ゴシゴシこすりながら接着剤を除去してください。(割り箸などでこすると基板が傷ついてしまいそうですが、以外と基板部分は頑丈なので、ある程度力を入れても大丈夫です。ただし、中央にある黒いダイはデリケートなので、間違って傷つけないようにしてください)
Intel Core i7 7700K Delidded


CPUの種類によっても違うのですが、CPUの基板上に端子部分が丸出しになっている部分があるので、そこを絶縁用の接着剤でシールします。(CPUダイ左下にある白い部分)
このとき、接着剤の高さが中央にあるCPUダイの高さを超えないようにしてください。
※絶縁用の接着剤は色々ありますが「COM-G52」という製品がよく利用されているようです。
Intel Core i7 7700K Delidded


こんな感じで、ヒートスプレッダ内にある金属部分を接着剤で覆い隠します。
これで、もしも液体金属が漏れてもショートすることがなくなります。
Intel Core i7 7700K Delidded


肝心の液体金属グリスには、thermal grizzlyのグリスを利用します。
LIQUID PRO(通称リキプロ)も有名ですが、最近のトレンド(?)は、thermal grizzlyの液体金属グリスになっているような気がします。
Intel Core i7 7700K Delidded


CPUダイの上に液体金属を垂らして、爪楊枝や綿棒などで馴染ませていきます。
一般的なグリスとは違って、液体金属は付着しづらいので、上から綿棒で軽くポンポンと叩きながら塗っていくといい感じになります。
Intel Core i7 7700K Delidded


ヒートスプレッダの方にも液体金属グリスを塗ります。
少し粗めのサンドペーパーで傷を付けておくと、液体金属を塗りやすくなります。また、CPUのダイは基板の中央から少しずれた位置にあるので、液体金属グリスを塗る場所はあらかじめ調整して、メンディングテープなどでマスクをして作業することをおすすめします。
Intel Core i7 7700K Delidded


CPUダイとヒートスプレッダに液体金属グリスを塗りおえました。
このあと、CPU基板とヒートスプレッダを元の状態に戻していきます。
Intel Core i7 7700K Delidded


CPU基板の接着剤が付いていた部分にブラックシーラーなどの接着剤を薄く塗り、ヒートスプレッダを元に戻し、Rockit88で固定します。
ヒートスプレッダをはがしたときに付いていた接着剤の写真を見ると分かりますが、ヒートスプレッダを貼り付けている接着剤の一部に空気を逃がすための空白部分が意図的に作ってあります。ブラックシーラーを塗るときも、一部分に空気の逃げ道を作るようにしてください。
Intel Core i7 7700K Delidded


ブラックシーラーを塗る量は、気持ち少ないかな…と思うくらいがちょうど良い分量になります。直接チューブから塗らずに、爪楊枝などを使って少しずつ塗っていくと綺麗に仕上がります。
ヒートスプレッダを上から圧着したときに、次の写真くらいブラックシーラーがはみ出す分量が目安です。
あとは、このままブラックシーラーが固まるのを待てば完了です!
Intel Core i7 7700K Delidded



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