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MODO 10.2 カメラのオートフォーカスを使う方法

MODO 10.2では、カメラのDOF(Depth of Field = 被写界深度)を有効にすることで、カメラ特有のボケを表現できます。
また、実際のカメラと同じようにF値(F-Step)や絞り枚数(Iris Blades)の設定もできます。きちんと、絞りを開放すると被写界深度が浅くなり、絞ると被写界深度が深くなる部分もシミュレーションされています。(ただし、回拆現象まではシミュレーションされていないと思います…)

左がDOFを無効(デフォルト)にした状態、右が有効にした状態です。
このMODOシーンを公開しているので、必要に応じてダウンロードしてお試しください。
DOF

DOFの設定とカメラのオートフォーカス

DOFを有効にするには、Item ListからCameraを選択し、PropertiesのタブからCamera Effectsを選択し、Depth of FieldのEnableにチェックを入れるだけです。
その下にあるパラメータで、焦点距離(ピントが合う距離)やF値、絞り枚数などを設定できます。被写界深度の効果を分かりやすくするには、F値(F-Step)を1.4や2.8などにすると良いです。

なお、実際の一眼レフカメラの目安としては、F1.4~4.0位までは絞り開放気味、F5.6~F11位までがレンズの性能が最もよく引き出せる領域、F16~22が絞った状態になります。(あくまで目安です)
参考までに、現実世界ではF16以上絞ると回拆現象の影響が強くなって解像度が下がっていくので、F22より絞って使われることは「あまり」ありません。逆に、F1.4より明るい(値が小さい)レンズは化け物クラスのレンズになってしまうので、現実世界でそれほど見かけません。(ポートレート用にF1.2という明るいレンズはありますが、F1.0になると幻のレンズになります…)

F値は目的や状況によって意図的に使い分けるものなので、絶対的な数値が存在するわけではありません。
DOF有効化


狙った場所にピントを合わせる方法

DOFで被写界深度を有効にしたときに困るのが、カメラのピント合わせです。
ピントが合う距離はFocus Distanceで設定するのですが、実際にカメラとピントを合わせたい場所までの距離は簡単には分かりません。Autofocusボタンを押すと一応ピントが合った状態にはなりますが、それがピントを合わせたい場所とは限りません

MODO 10.2には、狙った場所(マウスカーソルが乗っている場所)に自動的にピントを合わせる機能が標準でついています。
使い方は簡単で、レンダリングのプレビューウィンドウピントを合わせたい場所にマウスカーソルを移動し、Ctrl+Fキーを押すだけです。これだけで、マウスカーソルが指している場所のFocus Distanceが自動で設定されます。(なお、このショートカットキーはPreviewウィンドウのみで動作するように設定されています)
Autofocusの方法

実際に動作している様子を動画でも用意しました。



裏側の仕組み

このオートフォーカス機能の正体は、MODOのカメラ操作に関する「camera.autofocusUnderMouse」コマンドです。PreviewウィンドウでCtrl+Fが押されたときに、このコマンドが呼び出されるようになっています。(意図的にCommandウィンドウに、camera.autofocusUnderMouseと入力してコマンドを実行することも可能です)

この設定は、MODOのSystemメニューからInput Editorを選択すれば確認できます。
ショートカットキー情報
 
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